スペシャリティを持つ歯科衛生士
わずかな変化も見逃さず、患者さまの本当の気持ちを察する心を
一般的に「歯科衛生士」と聞いて、その業務の内容を的確に説明できる人はあまりいらっしゃらないかもしれません。
歯科衛生士は、いわば「予防のプロ」ともいえる存在。歯科医師と協力をしながら患者さまのお口の中を的確に把握し、患者さまの生活習慣やブラッシング状況に合わせて予防計画を実行していきます。予防歯科を主体としている当院にとって、歯科衛生士はなくてはならない存在なのです。
当院では、一人の患者さまをずっと同じ衛生士が担当する「担当衛生士制」を採用しておりますので、患者様とのコミュニケーションも取りやすく、生活習慣や価値観を把握しながら、お口の中の状況を、経過を追って観察することが可能です。
また、お口の中にだけに限らず、その患者さんの変化を敏感に感じ取り、適切な処置やアドバイスを行うように努めております。
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衛生士全員、サージテル高倍率ルーペ(7~10倍)を使用
当院では、歯科衛生士も7〜10倍のサージテル高倍率ルーペを使用して施術をしています。通常、歯科衛生士のルーペの使用倍率は2倍から3倍とのことですので、それに比べればかなり高い倍率です。
当院でも最初、歯科衛生士は2.5倍の倍率のルーペを使用しておりましたが、歯科医師と同じ目線で口腔内を見つめて欲しいという考えから、同等の高倍率のルーペに切り替えました。
これにより、より精度の高い口腔内管理・予防ができるようになり、診療レベルの向上につながっていると感じています。
スタッフの紹介
歯科衛生士 黒河 恵
歯科衛生士の黒河と申します。私は、10年ほど前からあきら歯科で働かせていただいております。
あきら歯科で働き始めたころ、私はまだ学生でしたので、あきら歯科に応募したきっかけも、「学校がない土日に働けるから」という単純な理由でした。ですが実際に入社してみて、患者さまの身になった、とても親切な治療をされている医院と強く感じたのを覚えています。
また、サージテルをはじめ新しい器具機材をどんどん導入するなど、治療の質の追求にも余念がないですね。
私も初めてサージテルを使ったときは目が回るような感覚でしたが、今ではもう、サージテルなしでは施術できないぐらい、なくてはならない体の一部のような存在になっています。
その他の器具機材も、患者さまにとって良いと思われるものはどんどん導入しておりますので、覚えたり慣れたりするのが大変だったりもしますが、当院はスタッフ全員協調性があり、みんな院長について行ってますね。
今回、また新しく訪問診療を始めたので、患者さまやそのご家族の身になって診療できるよう、勉強していきたいと思っております。
あきら歯科の理念として、「自分たちが受けたい治療を提供する」というものがありますが、その言葉通り、私も、私の家族も、あきら歯科で治療を受けています。
家が少し遠いので、家族は通うのが少し大変ではありますが、通ってくるだけの価値があると思っています。
すべての患者さまに対し、自分の家族に受けさせたい治療を提供できるよう、これからも技術を磨いて行きたいと思っております。
東京都日野市出身
東邦歯科医療専門学校歯科衛生士科卒
趣味:ショッピング
スポーツ:テニス・バドミントン
歯科衛生士 中嶋 喜美子
歯科衛生士の中嶋と申します。私が最初あきら歯科の求人に応募したきっかけは、単純に家が近かったという理由だったのですが、医院の環境や周りのスタッフたちの雰囲気も良く、気が付けば、あきら歯科で働き始めてからもう8年目になります。
仕事をしていてとてもやりがいに感じるのは、やはり患者さまから「ありがとう」「気持ちよかった」「さっぱりした」などの言葉をもらったときですね。
ときどき、お子様からお手紙を貰ったり、頑張って作ってくれた折り紙を貰ったりするときがあるのですが、とても嬉しい気持ちになります。
また、当院は患者さまも数も多く忙しい職場ですので、チームワークをとても大切にしております。
患者さまへの気配りと同様、一緒に働くスタッフたちにも気配りを忘れず、お互いに気持ちよく働ける、働きやすい環境を構築するように努めております。
私はあきら歯科で新人教育も任せていただいておりますので、自分が先輩方から教わった時と同じように、丁寧に、周りに対して感謝の気持ちを持つという事を伝え、より良い医院を作っていきたいと考えております。
東京都調布市出身
日本医歯薬専門学校歯科衛生士科卒
趣味:ショッピング・お笑い・絶叫マシーン
スポーツ:スキー・スケート
歯科衛生士 金井 綾子
歯科衛生士の金井と申します。あきら歯科で働き始めてからは4年目になります。
あきら歯科で働きたいと思ったきっかけは、とてもアットホームで雰囲気のよさそうな医院と思ったことでした。
実際に入ってみても、皆さんとても明るくて、常にわいわいしている雰囲気で、とても働きやすく感じています。
仕事の方は、思ったよりも忙しく、時間を効率的に使うことが求められますので、どうやったらより効率的に、より丁寧に治療ができるかを常に考えながら仕事をしております。
最近では、担当させていただいている患者さまもだいぶ増えてきたのですが、患者さまから「またお願いします」 という風に言われると、とても嬉しいですね。
歯科治療は、患者さまのお顔にとても近い距離で作業をしますので、なるべく怖さや不安を与えないように、細心の注意を払いながら施術させていただいております。
今後の目標としては、初めて自分にも後輩ができたので、頼れる先輩になれるように勉強していきたいと思っています。
私が先輩方に教えてもらったように、丁寧に、解らないことなどをなんでも教えることができるように頑張りたいと思っています。
東京都八王子市出身
東邦歯科医療専門学校歯科衛生士科卒
趣味:音楽鑑賞・スポーツ観戦
スポーツ:バドミントン・水泳
当医院の歯科衛生士が歯科専門誌に掲載されました
歯科衛生士の仕事が、年齢を忘れさせてくれる。
ある雑誌に、次のようなことが書かれていました。 「女は年齢という数字に縛られていく性。その呪縛から解き放たれることはないだろう。でも、”30代はまだ子ども”と言われれば子どものようにもなれる。それほど、年齢観は心身を支配するもの」 載っていたのは50代向けの女性誌です。
黒川恵さんが歯科衛生士学校に入学したのは、45歳の時、ちょうど上の息子さんが大学を卒業する年だったと言います。 「クラスメイトは自分の子供よりも年下ですし、この年齢で私が学校に通うのか…という感じでしたが(笑)。だけどあれ以来、年をとっている気がしないんです。」 何かを始めるのに遅すぎることはなく、いくつになっても人生のステージは上がり続ける。現在56歳になる黒川さんは、それを証明してくれています。
資格を持ち、イキイキと働く姿がうらやましかった
もともとは私、本当に普通の主婦だったんです。パートはしていましたけど、正規でバリバリ働くっていうのではなくて。
それが30代後半でたまたま就くことになったのが歯科助手の仕事。全部で7年働きましたが、まさかそのまま歯科衛生士学校に通って資格まで取るとは(笑)。全然、夢にも思いませんでした。
助手も長年やっていますと、それなりに自分の中で「この世界のことを突き詰めたい」という気持ちがでてくるんですね。患者さんの口を触れるようになりたいとか、よりステップアップした業務に挑戦したいとか。
ただ、どんなにやる気があっても助手ではできることに限界があります。
「もし私が患者だったらこうしてもらいたい」とか「私が歯科衛生士だったらもっとこうできるのに」とか。歯がゆい思いが毎日の仕事を通して次第に強くなっていきましたね。
なかでもやりきれなかったのは、あとから入ってくる新人歯科衛生士たちが成長していくことです。最初はおぼつかない雰囲気でも、資格があれば責任のある仕事を任されますから、そのうち長く勤める私をどんどん追い越していきます。それは仕方のないこととだとわかりつつ、正直うらやましくって…。
そんな話を周りにこぼしていた時に、ある知り合いから言われました。「もう、資格とっちゃったら良いんじゃないの?」って。
「えー!?自分の子供より若い子たちに混じってできるわけない」って目からうろこでしたけど、このままモヤモヤした日々を過ごし続けるのももったいない!思い切って家族にも相談したところ、みんな理解を示してくれて。それで新たな人生へと踏み込む大チャレンジをすることにしたんです。
問題の原因を”見つけられること”がプロの自信になる
在学中も、卒業して臨床に出るようになってからも、とにかく努力努力でしたね。
当時は40代も半ばでパッと見は”超ベテラン”ですが、実際には一番の未熟者(笑)。「え、あの人大丈夫?」って思われないようにしなきゃというのは、常々感じていました。
歯科衛生士としての資格がある以上、患者さんの目にはプロとして映るわけですから。
スタートが遅い分、中身を濃いものにしたかったので、まずは現場を踏むことに集中しました。休みの日も医院に出向いて先輩の診療を見学させてもらったり、使える時間はすべて使ってできるだけ多くの患者さんを診させて頂いたり。
はやく見た目に追いつきたいというか、年齢相応のレベルに達するために必死だったんです。
そのとき意外と心強かったのが、サージテルの存在ですね。助手と違って歯科衛生士は立派な医療者ですから、深い視点から見たり考えたり原因を追究していかなければなりません。口腔内の現状がしっかり見えることが、プロでいる自信につながったんですよ。
例えば、「歯がしみる」とおっしゃる患者さんがいらした場合、裸眼だけだとその原因は確定しにくいです。
だけど、拡大してよくみると、「これは虫歯じゃないな。WSDがずいぶん奥まで進行しているんだな。」とハッキリしたことが解ります。
さらにマイクロで患部をクローズアップしながら「ここの大きなクビレがしみる原因です。」とお伝えでき、口の中で何が起きているのかを患者さんにきちんとご理解いただける。
そこからマウスピースの提案につながった方も何人かいらっしゃいましたから、実績を積むためにも欠かせなかったなと思います。
もちろん、今だってなきゃ困るもの。もはや体の一部ですね、サージテルは!
歯科衛生士の仕事は、私にとってハンパない生きがい
逆にコミュニケーションという点では今までの経験が生きでいるかもしれません。
40何年も生きていれば、いろんな人や環境をみてきています。
「自分が子どもを病院へ連れて行くときこういうことに困ったな」であったり、「あぁいう手助けをしてもらってうれしかったな」というのもそうですよね。
そういった目線での気配や接し方というのは、若い方たちには少し難しいじゃないですか。
患者さんの気持ちに寄り添う必要があるときなんかも、人生の経験が役立っているなと思います。
年齢も年齢だし、こんな歳でスタートってだいぶ遅いし。歯科衛生士学校に入る決意をするまでには、、そうやって心の中で言い訳をすることもたくさんありました。
だけど、あのとき勇気を出していなければ「もっとやりたいけどできない」という気持ちをズルズルと引きずったままの人生になっていたと思う。
今こうしてすがすがしい気持ちで毎日を過ごせているのも、一歩踏み出したからなんです。
それに私、歯科衛生士の仕事をしているときって不思議と年齢を感じないんですよ。朝体調が良くないなっていう日ももちろんありますが、お休みするわけにいかないので職場に行きますよね。スタッフや患者さんとお話ししているうちに、いつの間にか治っちゃってますよね。(笑)
「今日も診てもらえてよかった。」「もっと早くあなたに出会いたかったわ」なんて患者さんからいわれようものなら五十肩もなんのその! これで「具合が悪い」って寝てばかりいたら、さらにダメになってしまうと思います。
こんな自分でも必要としてくれる人がいるという、その励みが私を引っ張り上げてくれるんです。 今年で56歳なので、一般的な定年まではあと4年しかないんですけど、そこでやめる気、全然ないです。 働ける場所がある限り、自分のことを必要としてくださる人を一人でも多く増やしたいって思っています。 本気でやりたかった仕事ができる充実感は、私にとってハンパない生きがいなんです。