匠の技の歯科技工士
- 1981年生
- 新潟県西頚城郡能生町(現在 糸魚川市)出身
- 2001年
- 東邦歯科医療専門学校 歯科技工士科卒業
- 歯科技工士免許取得
- 医療法人健医会 歯科補綴研究所入社
- 2004年
- 医療法人健医会 歯科補綴研究所退社
- マスターセラミストスクール入学
- 2005年
- マスターセラミストスクール卒業
- 歯科技工所「デンタルアクト」西つつじヶ丘にて開業
- 2007年
- 京王線柴崎駅商店街(調布市菊野台)に技工所移転
- くれなゐ塾・シンフォニーロカテックシステム
- エンプレスシステム・OPCシステム・プロセラシステム
- ジルコニア各種
- インプラント (カルシテック、アストラテック、アンキロス、ブローネマルク、その他)
自然で繊細な色調や質感を表現
質の高い歯科医療を提供するためには、技術力の高い歯科技工士の存在が不可欠です。
最近では、CAD/CAM技術も発達し、歯科技工士としての仕事内容にも変化がもたらさせているようですが、それでも変わらないものは、やはり最後には職人の手を加え、自然で繊細な色調や質感を表現することです。
「審美性」は患者さまの価値観に大きくゆだねられることがあるため、ただ美しく作るだけではなく、患者さまが何を求めているのか、どのような歯にしたいのか、そのお気持ちを反映させながら作り上げていくことが大切。
そのためには、機械的につくられる歯ではなく、心を理解し表現できる人の手が必要であると考えています。
1本のセラミックスであっても患者さまが納得のいくよう、常にドクターとディスカッションをし、満足のいくセラミックスがご提供できるように心掛けて日々の仕事に情熱をもって取り組んでいます。
10年以上の付き合いのある提携技工士
当院では、保険診療から自由診療まで、すべての技工物を、当院から徒歩1分の場所にある提携技工所に委託しております。
場所も近いため、ドクター同士のミーティングにも参加いただいたり、ちょっとした相談なども頻繁に行い、お互いにコミュニケーションをとりながら信頼関係を築きあげてきました。
近年は、金属を使用しない技法であるメタルレスな修復処置が主流になり、優れた生体親和性と非常に高い強度から、審美歯科治療にジルコニアや酸化アルミナというセラミックを使用するケースが増えてきていますが、新しい材質なだけに、対応できる技工士さんの数が少ないのというのも現状。
そんな中、信頼できる歯科技工士さんに出会えたことが当歯科医院にとって、本当に大きな財産だと思っています。
裏方のお仕事と見られがちな歯科技工士という方々を当歯科医院では率先してサポートし、歯科技工士が患者様と直接お顔を合わせて、お話ししてご要望に応えられるように努め、コミュニケーションを大切にしています。
歯科技工士の紹介
はじめまして、歯科技工士の小杉と申します。私は、ちょうどあきら歯科が駅前に移転し、リニューアルオープンした時からお付き合いさせていただいております。
伊藤先生と知り合ったのは、私がまだ開業したての時でしたのと、場所もとても近いですので、頻繁に医院に足を運んでは、伊藤先生やほかのドクターたちとディスカッションしていましたね。
今でも定期的にディスカッションの場を設けて頂いておりますが、当初から変わらず、あきら歯科は柔軟性と探求心の塊と感じています。
患者さまのために、ああしたらいい、こうしたらいいという事を、時には労力に見合わないぐらいに突き詰めていく姿勢は、医療にかかわるものとして、とても勉強になっております。
分業制ではなく、担当制を採用
多くの技工所では、日々大量に依頼されてる技工物を効率的に作成するために分業制を採用していることがほとんどですが、当技工所では、模型作成から完成まで、ずっと一人の技工士が担当する担当制を採用しております。
一つずつ丁寧に作成しますので作成できる数に限りはありますが、患者さま一人ひとりに合った最適な技工物を作製するために尽力しております。
審美治療の場合は、患者さまと直接コミュニケーションをとりながらご要望にお応えできるよう努めておりますので、治療に対するご希望・ご要望などございましたら、ぜひご遠慮なくご相談ください。
保険の技工物であっても、丁寧に。
あきら歯科では、たとえ保険の治療であっても、誠実に、丁寧に行うことが求められます。
そして、それは技工物についても同じ。
使用する材料やかけれる時間に制限はあるものの、自分が受けたい治療を提供するという方針にまったくブレがありません。
当技工所では、保険・自費ともに、あきら歯科のすべての技工物を作成させていただいておりますが、型取りや形成面の仕上げなど、とても丁寧でキレイですね。
技工士が作りやすいように作ってくれる。そういった気遣いも、患者さまに良いものを提供したいという心の現れと思いますし、私もチームの一員として、その気持ちにこたえたいと思っております。
いつまでも、初心を忘れずに
私は、比較的早い段階で独立開業しましたので、開業してからもう13年以上経過しました。
おかげさまで、さまざまな経験を積むことができましたし、技術に関しても、知識に関しても、患者さまや先生方からご評価いただけることも多くなりました。
そんな中で、私が特に気を付けているのは、常に初心を忘れない事。
経験を積んでくると、どうしても、仕事に対して「こうだ」というこだわりが出てしまったり、自分のやり方に固執してしまったりしがちになります。
医療の世界は新しい材料、新しい技術、新しい考え方がどんどん発表されている日進月歩の世界。
もちろん、すべてを丸呑みするのではなく、自分で実際に実験してみて良いものだけを採用するようにしておりますが、患者さまにより良いものを提供するには、新しいものも柔軟に受け入れ、素直に勉強する姿勢が不可欠と考えております。
向上心を忘れず、日々の仕事に情熱をもってとり組んでおりますので、些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。
提携歯科技工所 Dental Act 代表 小杉友和
技工物はすべてJIS規格の日本製を使用
患者さまからこのようなご質問がありました。
「先日、歯科技工物について報道されていましたね。歯科の使用金属っていろいろあるのですよね?先生の行う治療で使用する金属ってどんな金属ですか?」
それは、TBSの報道特集で取り上げられた中国製の歯科技工物についてのことでした。
以下は、その記事を抜粋したものです。
『歯の詰め物や入れ歯、差し歯といった「歯科技工物」は、多くの場合、歯科医が日本の歯科技工所に制作を指示し、国家試験を通った技工士が作っている。だが、最近、中国製の歯科技工物が日本に流入している。しかも、そこに規制はないという。取材班は、歯科医の協力の下、中国製の歯科技工物を複数取り寄せ、成分分析を試みた。すると、そこから数々の問題点が浮かび上がってきた。中国製歯科技工物の安全性は確保されているのか。』
このような報道を見ればご自身の通っている医院も調べたくなるのは当然のことだと思います。
そこで、患者さまにご安心いただくために、当歯科医院の健康保険適用使用金属についてお知らせ致します。
健康保険適用金属
以下の2つを使用しています。歯科鋳造用金銀パラジウム合金第2種 JIS T 6106(株式会社ジーシー)
成分:金12% パラジウム20% 銀46% 銅20% その他2%(亜鉛、イリジウム、インジウム)
用途:インレー・クラウン・ブリッジ・クラスプバーなど
歯科鋳造用銀合金第2種 JIS T 6108(井元特殊冶金株式会社)
成分:銀63% インジウム20% パラジウム1% 銅10% 亜鉛6%
用途:コア・乳歯のインレー、クラウン
当歯科医院の使用している金属は、開業時からずっと、JIS規格の日本製のものを使用し、日本国内の歯科技工士に依託しています。中国製の歯科技工物は一切使用しておりません。また、今後も日本国内のJIS規格金属の使用と歯科技工物を維持してまいりますので、どうぞご安心ください。