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2021年7月6日更新

患者様の声 : 親知らず・歯の移植・自家歯牙移植編 Tooth Autotransplantation 50代 男性

      2021/11/06

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

自家歯牙移植術 Tooth Autotransplantation 50代 男性 患者さまの声

左下第一大臼歯の歯根破折にて当医院初診。
左下奥歯の歯根破折により、他院では抜歯してブリッジやインプランント治療を勧められたようです。当医院での自家歯牙移植術が適応かご相談も含め受診されました。歯根破折と汚染度が著しく保存不可能と判断し、抜歯の必要性があることをご説明し、レントゲン検査、CT検査などの結果、ご相談の上、保存不可の歯(左下6)を抜歯後に左下に存在する親知らず(左下8)の抜歯し、親知らずの歯を活かして、自家歯牙移植術を行なうこととなった患者様です。

患者さまアンケート


Q1.治療前のお口の状態で気になっていた事はどのようなことでしたか?

A1. 痛みがあり、食べづらい、歯が動いて痛かった。食べるのが苦痛に感じた。

Q2.治療完了後の状態は、治療前と比べていかがでしょうか?

A2. 痛みもなくなり、食べるのがつらくなくなった。治療前に比べるととても良い状態になった。

Q3. 自家歯牙移植手術は、術前に想像されていたお痛みや腫れと比べて受けられた後の感覚としては、痛みや腫れはいかがでしょうか?

A3. 手術の痛みは殆どなかった。術後、少し腫れは出たが痛みはなかった。

自家歯牙移植術 手術経過

歯根破折して根が吸収し、骨吸収しています。また破折部の周囲歯肉が後退しています。

院長コメント

左下の親知らず(8番目)を左下6番目のところに歯牙移植手術をして、修復処置・咬合機能回復いたしました。
自家歯牙移植術が可能か検討し、資料採取し患者様とよく相談の上、自家歯牙移植術を行うことと致しました。

保存不可能な部位を抜歯して、インプラント治療などで対応することよりも、可能性が少しでもあるのなら『自家歯牙移植術』の選択を考えてお勧めしました。但し、歯周病の進行で全体的に骨吸収が著しく、親知らずの状態も必ずしも良い状態ではありませんでした。
機能していない親知らずの歯を抜歯して、移植することで中の神経は壊死してしまうので根管治療(根の治療)と補綴処置(被せ物)は必要となりますが、ご自身の歯根を維持して機能回復することができる『自家歯牙移植手術』と修復処置が無事に終了して、十分な機能回復ができて嬉しく思います。

自家歯牙移植術に対して十分にご理解頂き、円滑に治療を終えることができました。引き続き他の歯の治療が残っていますが、継続的な歯科治療を行って、口腔内の環境を整えてできるだけ長く良い状態を維持できるように予防に努めて頂きたいと思います。そして、今回の『自家歯牙移植術』を通して、『歯の大切さ』を感じて頂けたかと思います。

『自家歯牙移植術』を受けられた患者様の多くは、このような抜歯をせざるを得ない経験をされることと大切な歯が元に近いような状態に戻ることで、歯への関心と大切さへの理解が深まり予防意識が高まります。そのような良好な結果を実現できると患者様も感涙される方もいらっしゃったり、感動の場面を共有できることが歯科医師として嬉しく、やりがいを感じる場面であります。当医院では、インプラント治療も行っています。インプラントは人工物でありますが、機能回復をするには良い治療法と考えています。しかし、自分の歯の移植が可能であれば『自家歯牙移植術』を選択肢に入れることは良いと考えております。

歯に対する関心も向上し、歯の大切さを感じて頂き、歯科医院での定期的なメインテナンスの重要性をご理解頂けたことに嬉しく思います。
患者さまご自身も元の歯の感覚のように戻ったことで、違和感なく過ごして頂いているようです。その他の治療を含め、しっかりとメインテナンスを継続していただければと思います。

詳しくはこちらをご参照下さい。

自家歯牙移植術(歯の移植)とは?

https://www.akira-dental.com/ishoku


あきら歯科

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https://www.akira-dental.com


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