2019年3月30日更新
歯がしみる!!!歯と歯ぐきの境目にできた欠損『Abfraction アブフラクション』は、大切な歯からのSOS! The defect between teeth and gums "Abfraction" is SOS from important teeth!
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、噛み合わせ・歯ぎしりの分野から歯がしみる原因の1つ『Abfraction アブフラクション』を考えます。
『Abfraction アブフラクション』とは、『食いしばりや歯ぎしりなどの強い咬合力』が原因で歯と歯ぐきの境目(歯頚部)引っ張り応力が集中して、くさび状に発生する欠損のことです。歯がしみる原因の1つです。
始めは自覚症状がないままに少しずつ進む歯の損傷であり、後に『象牙質知覚過敏や歯の破折』を引き起こすきっかけとなります。
強い力が加えられ続けて、被圧変位により表層が剥離した『Abfraction アブフラクション』の場面では、歯科治療の修復処置によりプラークが溜まる場を作ってしまうことがあります。その『Abfraction アブフラクション』を生じさせる力は、容易に接着を破壊しプラスチック(CR) などの充填による修復処置は極めて短期で剥離、脱落してしまう可能性があります。
以下の写真のように、『Abfraction アブフラクション』を生じている歯には、強い力により『Crack 亀裂』が発現しています。『Crack 亀裂』から『破折』に移行する前に、歯にかかる『過大な力』に気づいて頂くことが大切です。
プラスチック(CR)などの修復処置だけでなく、原因を追求し、強い咬合力からいかに守るかを考えなければなりません。
定期的な検診で噛み合わせのチェックやナイトガードで歯ぎしりなどの強い力から守り、『Abfraction アブフラクション』の進行を少しでも遅らせたいものです。
詳しくは、以下をご参照下さい。
『歯ぎしり・ナイトガード』: https://www.akira-dental.com/bruxism/
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