2018年12月2日更新
感覚を鍛えることで機能は発達します。1才前後の『手づかみ食べ』の行動は脳の発達を促進します。暖かく見守りましょう。人間は手を器用に使えるようになって脳が発達しました。
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柴崎駅南口正面のあきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、
1才前後の『手づかみ食べ』について考えます。
近年、お行儀や躾を重視し、親としては、子どもにはできるだけ早くお箸やスプーンなどの道具を使って、上手に食べられるようになってほしいと思い、早期の段階から道具を使ったトレーニングを進める傾向にあるようです。
もちろん、外食先やその場の環境、状況に配慮も必要なこともあるかと思いますが、
子供の成長の時期、1才前後の離乳食後半から幼児食への移行期ににおける『手づかみ食べ』という行動は、子供の食べる意欲や自立心を育むためにもとても大切な行動です。
人は、進化の過程で、『直立二足歩行』と『手を使うこと』によって、脳が発達しました。
同じように、1才前後の子供も、『歩き始めること』と『手を使うようになる』ことによって、脳が発達します。
離乳食後期から幼児食への移行時期には、年齢ではなく、歯の萌出で判断すると良いと考えます。
1才前後に萌出する『歯という道具』を手に入れたら、それに見合った食べ物を与えることが良いでしょう。
1才前後の時期に、手と口を使い食べることで、自分の手の感覚や口の感覚を自ら感じ取り、噛む感覚を鍛え、食べ物の大きさや硬さを感じ、様々な感覚が鍛えられて脳がしっかりと発達します。
『手づかみ食べ』という、子供本来の本能や発育をゆっくりと寛容に見守り、子供自身から生まれる『食べる意欲』を大切にしたいですね。
子供の『食べ物』だけでなく、『食べ方』を大切に考え、親子で楽しく食べることの経験を楽しめると良いですね。
あきら歯科
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