2018年11月16日更新
食事中にお水やお茶を置いていませんか?食生活の大きな変化に伴いお水で食べ物を流し込む子供が増えています。
2018/11/17
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、
『食事中の水分の取り方を考えます』について考えます。
近年、平成の時代が終わろうとする今の時代、ますます食生活が欧米化し柔らかい食べ物ばかりで、しっかり咬むことを忘れてしまった現代の食生活が子供達の発育に大きく影響しています。
最近の子供たちの特徴的な、柔らかい食べ物を中心とした食事には、食卓にお水やお茶などの飲み物を置いて、しっかりと噛まずに流し込んで食べる『流し食べ』をすることが多いようです。
『お家でのお食事中にお水やお茶が置いてませんか?』
ただでさえ、口当たりの良い柔らかい食べ物が多い中で、『流し食べ』をすると噛む回数がとても少なくなってしまいます。
また、せっかく大きな食材や噛みごたえのある物を食べても、『流し込む』ことで消化不良を起こします。
噛む力のない子どもや食事のペースが遅い子どもを
「さっさと食べなさい」「早く食べなさい」などとせかすことは、
『流し食べ』を促していますので要注意です。
昭和のアニメの「ちびまる子ちゃんやサザエさんの食卓」はどうでしょう?
昔の食事中の場面では、お水やお茶などの飲み物は置いてありません。
それは、食べ物を飲み物で流し込んでしまうからです。
柔らかく水分の多い現代の食生活では、さらに水分を多く含みながら食べることは、『流し食べ』すなわち『水洗式の食べ方』となっています。
残念ながら、その『水洗式の食べ方』『流し食べ』では、顎は成長できずに、歯並びや顎の骨の発育に大きく影響します。
よく噛んで食べ物を細かく砕き、噛むことで活性化され唾液もよく出てきます。よく噛むことが、歯並びや顎の発育にはとても大切なことです。
『流し食べ』『水洗式の食べ方』の防止
⑴ お水やお茶などの飲み物は、食事の最初か最後にしましょう。
⑵ 慌てたり、急いで食べないことです。
あきら歯科
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