2017年10月15日更新
歯の治療において、綺麗に丁寧に削ること、綺麗に正確に型を採取することが大切です。
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
歯肉圧排 Gingival tissue retraction
今回は、患者様には解りにくいテクニック『歯肉圧排 Gingival tissue retraction』について考えます。
歯の治療において、綺麗に丁寧に削ること、綺麗に正確に型を採取することが大切です。
正確に細部にわたる部分まで、模型に再現できるように印象採得(型を採取する)することを大切に考えています。
印象採得時において、もっとも難しい場面は歯と歯ぐきの物性の異なる境界部分を正確に採取することです。
綺麗に削った歯の硬い部分と柔らかい歯ぐきが接していると、被せ物の縁が解りにくい型と模型ができてしまい、適合精度が落ちてしまいます。その結果、作り手の歯科技工士さんの作業精度に大きく影響してしまいます。
そこで、以下のように
『歯肉圧排 Gingival tissue retraction』というテクニックを使います。
歯と歯ぐきの境界部分に、専用の圧排糸を挿入して境界をはっきり分けて、正確な印象を採取し易い環境を作ります。糸の挿入時には、少々痛みを伴いますので麻酔をしてから行います。
そうすることにより、精度の高い印象と模型ができて、作り手の歯科技工士に正確な情報が伝達できます。その結果、適合精度の高い被せ物が出来上がります。
詳しくは、以下のページをご参照ください。
あきら歯科
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