2014年10月11日更新
審美歯科 ジルコニアクラウンの成功と安定には『ジルコニアフレームの設計デザイン』が重要です。
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、審美歯科の分野から『ジルコニアフレームの設計』について考えます。
ジルコニアによる被せ物の修復は、金属を使わないメタルレスの治療です。印象して作製した模型をコンピューターで解析し、ジルコニアフレームをデザインしてCAD/CAMにより、機械的に精密に作製されます。
その精密に作られた『ジルコニアフレーム』の上部に陶材を焼付け完成します。
以下のように、 設計画面上で完成形態より1.2〜1.5mm、全体的に均一に収縮したフレームにすることで、全体的に均一な厚みで陶材築盛ができる状態のフレームデザインにします。
以下のように、隣接面から舌側面にかけてバンド状のリンガルサポートエリアを付与したフレームにすることで、咬合圧によって陶材にかかる応力の軽減が期待できます。
以下のように、ジルコニアフレームデザインした上に焼付けるポーセレンをデザインします。
近年、CAD/CAMシステムの進歩も著しく、歯科界においてジルコニアという素材は、いろいろな可能性を秘めたすばらしい材料であります。
一方で有効に活用するためには、 ジルコニアの特性を十分に理解しなければなりません。特に気をつけるべき点は、ジルコニアフレーム上に焼付けたポーセレンの破折・脱離などのトラブルです。
ジルコニアフレームを使用する際にも細部に渡りデザインを工夫し、破損や脱離等のトラブルを可及的に回避することで、ジルコニアオールセラミッククラウンの長期的な安定を維持することにつながります。
そのように工夫して作製されたジルコニアオールセラミッククラウンが以下のように、口腔内で調和のとれた形で受け入れられています。
あきら歯科
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