2015年5月9日更新
『妊娠中』歯や歯ぐきはボロボロになるの?歯周病が悪化するの?
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅 南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、予防、歯周病の分野から『妊娠中』における歯や歯ぐきへの影響を考えます。
『妊娠する』こと自体が、むし歯の発生や歯周病の悪化に直接的な原因とはなりません。
しかし、『妊娠中』または『出産後』に、むし歯や歯周病が悪化するのには、いくつかの要因があります。
『妊娠中』には、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲストロンの分泌が増大します。このホルモンは、唾液に影響を与え、唾液分泌量が減少し、pHが下がることによりむし歯に罹患しやすくなります。
また、このホルモンにより、歯周組織も影響を受けて、歯周病が悪化したり、まれに歯ぐきに良性の腫瘍(妊娠性エプーリス)が発現します。
『つわり』や『妊娠によるストレス』から、精神的に不安定になり、口腔管理をすることの意欲が減少してしまいます。『つわり』によって、口腔清掃が不十分になり、食習慣が変化し、糖分の摂取量が多くなることもむし歯の発生と関連しています。
『妊娠中』や『出産後』でも、安定的な時期に歯科医院で定期的なメインテナンスや検診をされることをお勧め致します。
あきら歯科
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