2014年8月9日更新
下口唇粘液嚢胞
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、下口唇粘液嚢胞について考えます。
口唇には 唾液が出る小唾液腺が多くあります。口の中の粘膜を湿らせる機能を持ちます。
この小唾液腺からの分泌が上手くいかず、周囲の組織の中に唾液が留まって半丘状に膨れることがあります。これが以下の写真のような『粘液嚢胞』です。
原因は、下口唇を噛むなどの悪習慣や刺激により、小唾液腺の出口である管が傷つき、小唾液腺から分泌される粘液の流出障害によって生じると考えられています。
通常は、自然治癒することは稀であり、摘出手術が必要になります。
切開して内容粘液を出しただけでは 一時的に小さくなっても再発するため、原因となる小唾液腺も含めて嚢胞を摘出します。
術後は、少し腫れることがあり、再発することがありますが、悪性化することはありません。
再発を予防する為に、口唇を噛むなどの悪い習癖をやめて、嚢胞部分に接触する歯の鋭縁などがあれば、角を丸めて再発防止することも必要です。
あきら歯科
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