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2014年7月28日更新

小児期の永久歯外傷について / 大切なのは手をついて転ぶこと

      2017/09/15

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

今回は、小児の永久歯外傷について考えます。

以下の写真は、8才のお子さんです。転んで前歯(永久歯)をぶつけて歯冠を破折してしまったケースです。imageimageimageimage

他医院で応急処置後の来院でした。破折した歯冠部分は、お水に入れてご持参頂きました。怪我で破折した歯は、乾燥に弱いので薬局で販売している生理食塩水か牛乳に浸してお持ち頂けると良いと思います。

破折した部分は、神経が露出するかしないかギリギリのところで、ピンク色に神経が透けて見えています。洗浄と消毒をしっかりした上で、破折した歯冠部分を接着しました。何度かとれていた模様で、接着部分と歯冠部分の色は完全に合いませんが、生活に支障は無い範囲で機能することができています。長期的には、歯冠部分は持たないと考え、小児期においては接着を繰り返し、将来的には被せ物などで審美的に修復する必要があると考えます。しかし、歯の負担を考えて、できるだけそういった複雑な治療は成人期前後の時期まで待ちたいと考えます。

そして、外傷時から6ヶ月経過して歯根の成長がレントゲン上で確認できます。小児の外傷における回復は、十分に期待できるので経過観察することも重要なことと考えます。しかし、回復の兆候なく炎症や根尖病巣などの発現により根の治療が必要になることもあります。

何よりも、最近の子供達には、手をついて転ぶことができない子が増えていると聞きます。小学校の体育の授業で転び方を教わる何てこともあるようですね。

大切な永久歯、長〜く使っていく大切な歯です。転んでしまいそうになった時には、手をつくことを心がけたいですね。

 

 

 

 


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