2014年8月6日更新
『理想的な咬み合わせ』について
2017/10/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、『理想的な咬み合わせ』について考えます。
専門的には、いくつかの咬合理論と咬合様式があります。
当医院では、『犬歯誘導』による臼歯部の離開咬合が、物理的、解剖学的、生理学的に、最も理想的だと考えます。
簡単に言うと、咬んだまま顎を横に動かした時に、上下の犬歯に誘導サポートされて、奥歯がぶつかることな無く離れる咬み合わせ様式です。
以下の写真は、『理想的な咬み合わせ』が構成されず、咬んだまま顎を横に動かした時に、奥歯の接触、干渉(黄色◯部分)が持続的に生じたことで、下顎大臼歯(赤◯部分)に痛みを生じたケースです。
被せ物と土台を除去してみると、残念ながら歯根に亀裂が生じて歯根破折しています。また、上顎の奥歯には歯根露出していて、咬んだまま顎を横に動かした時、すなわち『歯ぎしり』をした時に奥歯にダメージが発現します。
これが、奥歯が壊れる大きな原因ときっかけと考えます。
どんなに良い咬み合わせであっても、歯は消耗していきます。そのため咬み合わせも変化します。定期的な検診と咬み合わせのチェック、ナイトガードで大切な歯を守ることが重要と考えます。
詳しくは、『歯ぎしり』のページをご参照下さい。
あきら歯科
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