2014年10月26日更新
口腔粘膜の乳頭腫・口蓋乳頭腫について
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 院長 伊藤 玲です。
今回は、口腔外科・粘膜疾患の分野から『乳頭腫・口蓋乳頭腫』について考えます。
以下のケース写真では、口蓋部にやや広基性で乳頭状の腫瘤が認められ、その周囲も白斑を呈しています。
乳頭腫は、基本的には良性上皮性腫瘍で、上皮の乳頭状増殖が認められ、多くは白色を呈します。
原因 : 様々な慢性刺激によるものと考えられています。
誤って噛んでしまったり、歯列不正の歯や不適合の被せ物、喫煙、アルコールなどの刺激性の強い飲み物、ウィルス感染などがあげられています。
好発部位 : 舌・口蓋
年齢 : 各年代を通じて
性差 : 明らかではない
形 : 有茎性,無茎性,乳頭状,疣贅状,花キャベツ状
発育 : 緩慢
数 : 通常単発性
処置 : 切除および手術後の経過観察
その他 : 口腔粘膜の他、皮膚や消化管にも発現することがあります。
お口の中の粘膜に異常を感じたら、放置せずに主治医の先生に相談して適切に対応して頂きましょう。
あきら歯科
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