2015年9月8日更新
高血圧症の方に多い睡眠時無呼吸症候群
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、『睡眠時無呼吸症候群』について考えます。
皆さんの周りに、ご家族や友人で『いびき』をかく方はいらっしゃいますか?
あなた自身が、『いびきをかいているよ』と言われたことはありませんか?
睡眠障害において、歯科と関連があるものには、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSAS:Obstructive Sleep Apnea Syndrome)と呼ばれるものがあります。
睡眠障害の中で最も頻度が高く、推定罹患率は国民の2%で約200万人と言われています。
『閉塞性睡眠時無呼吸症』は、睡眠中に繰り返す部分的あるいは完全な上気道の閉塞であり、吸気努力をするにもかかわらず、『無呼吸や低呼吸』が起こることが特徴的です。
しかし、この症状は単独症状として起こることは稀で、いくつかの合併症が存在します。
『肥満』『高血圧症』『糖尿病』などの疾患が大きく関係します。
特に高血圧症患者の約30%は『閉塞性睡眠時無呼吸症』であるという報告もあります。我が国の高血圧症患者は、推定3500万人と言われていますので、そのうちの1000万人が潜在的に存在することになります。
また、Guilleminaultらの報告によれば、高血圧症では約2倍、虚血性心疾患では2〜3倍、脳血管障害では3〜5倍とその発生率は増加します。
このように『循環器系疾患』と『睡眠時無呼吸症候群』は密接な関係があります。
お口は命の入り口です。その入り口が影響を受けるとさらに全身的な大きい問題につながります。
あきら歯科
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