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2017年4月23日更新

赤ちゃんの鼻呼吸を促すには最適!『おしゃぶり(pacifier)』は使用期限を決めて適切に使えば赤ちゃんの最良の筋トレアイテム!

      2017/09/25

東京都 調布市 京王線 つつじヶ丘駅・国領駅のとなりのレトロな駅

柴崎駅南口正面のあきら歯科 院長 伊藤 玲です。

今回は、『お口のトレーニング』の分野から『おしゃぶり(pacifier)の考え方・使い方』を考えます。

『おしゃぶり(pacifier)』は、

欧米では当たり前のように赤ちゃんに使われているおしゃぶりですが、日本では賛否両論があり、海外ほど普及していないのが現状の様です。

子どもにおしゃぶりをさせると、歯並びが悪くなる?

悪いクセになってしまう?

でも。。。子どもがグズってどうしようもない。。。そんな時、もし効果があるのなら頼れるものに頼りたくなるのが親の正直な気持ちですね。

そこで、目的と使い方を考えてみると良いでしょう。

多くの子育てをするママやパパの着目するポイント、『おしゃぶりのメリット』と言えば、グズっている赤ちゃんを簡単に泣き止ませてあげられるということでしょう。『おしゃぶり』をすると、赤ちゃんはリラックスし、精神的な安定を得ることができます。

それ以上に、着目してほしいところが以下の点です。

①『鼻呼吸』の習慣がつく

②『口輪筋』『舌』『顎』の発達を促すことができる

『おしゃぶり』は、『鼻呼吸のサポート』『口輪筋(口腔周囲筋)を鍛えるトレーニングアイテム』として考えてみると良いでしょう。

『鼻呼吸』が身につき、『口輪筋』が鍛えられることで、赤ちゃんはリラックスし、精神的な安定を得ることができます。

使用期間としては、1歳半までと考えます。

外出先でどうしても泣きやんでほしい時や、寝てくれない時などには心強い味方になってくれるのが『おしゃぶり』だと思いますが、その様な使い方だけを考えての使用は避け、『鼻呼吸を促す』『口輪筋を鍛える』ことを考えながら使用して頂きたいと考えます。そういった使用目的から、習慣化できる1歳半までの使用と考え、その後は、『顎を鍛える』という点から、『咀嚼』『よく噛む』という『食材』『食育』を考えていくと良いでしょう。

『舌や顎』をしっかり使い、機能させることで『歯の正しい成長』や『正しい歯並び』を作る要素となってくれることでしょう。

赤ちゃんの時から始まるお口周りの習慣で『お口ポカン』『口呼吸』はとっても危険です。小さい時から『鼻呼吸』ができるようにお口周りの筋肉をきたえてあげましょう。

『口輪筋』が鍛えられなければ、『お口ポカン』『口呼吸』の傾向が強く現れます。習慣的に口唇を閉じる筋力が低いことで、口唇を閉じることができないので、『お口ポカン』と空いてしまいます。

その結果、継続的に『口呼吸』となると。。。幼児期の頃には、厚みのある唇(お口周りの筋肉の緩み : 口輪筋の緩みによる)となり、『口腔乾燥』の状態になり、乾燥した時期には口唇のひび割れが生じやすくなります。

そして、幼児期〜学童期に『お口ポカン』のままで、口唇の閉鎖ができず過ごしていると、歯肉炎や初期むし歯がみられてくることがあります。特に直接的にさらされている前歯への影響が大きいです。噛み合わせ、歯並びにも影響し、歯列の乱れを生じます。舌の位置にも大きく影響し、舌の機能が悪くなります。

赤ちゃんの時から気をつけて観察しましょう。気になり出したらまずはご相談を。キッズルーム完備でベビーカーでも入れるのでご安心下さい。

『お口ポカン』『口呼吸』をそのままやり過ごさずに、早い段階での対応が大切です。

まずは、『お口を閉じる』『鼻呼吸』をする意識をもって生活しましょう!


あきら歯科

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