2014年7月12日更新
乳歯の発育空隙
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
次の写真は、乳歯の段階での歯並びの写真です。①と②どちらが自然で理想的でしょうか?
答えは、①です。次に生えてくる大きな永久歯のために十分なスペースが必要なのです。
それでは、なぜ②のようになる子がいるのでしょうか?考えてみましょう。
乳歯の段階で「前歯が重なっているんですけど大丈夫でしょうか?」と不安になられるお母様が多くいらっしゃいます。
子供の歯並びには、『発育空隙』という歯と歯の間に隙間があるのが自然であり、理想的です。最近の子供達には、この『発育空隙』が存在しない子供達が多く、『発育空隙』がある子供を探すのが大変な状況です。
『発育空隙』の隙間は永久歯との交換の際に役立つと考えられていますが、この隙間が
なくなってきているために乳歯の段階で重なってしまい、とても永久歯が並べるスペースが不足し、永久歯の歯並びに影響が出ることが多くあります。
昔に比べて、食生活が欧米化し柔らかい食べ物ばかりで、しっかり咬むことを忘れてしまった現代の食生活が、お口に大きな変化をもたらしています。
『よく咬んで食べること』は、『アゴを育てること』につながり、『アゴを育てること』ことは、『永久歯が並べるスペースを作る』ことにつながります。
アゴの発育で大切な時期である乳歯の歯並びの時に、よく咬んで食べることを大切に考えたいですね。食材を細かく切ることをやめて、大雑把に切って、咬みごたえある食事にしたいですね。前歯も奥歯も、舌もお口の機能を思いっきり使っていくことが大切ですね。
詳しくは、こちらをご参照下さい。https://www.akira-dental.com/eat
あきら歯科
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