2017年10月10日更新
幼児期の食べる意欲の低下が口の緩みを招き、口呼吸につながって、口腔機能の低下や歯並びの乱れにつながります。
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は食育の分野から、『食べる意欲の低下が口の緩みを招く・口呼吸につながる』について考えます。
近年の子供達の食べる様子を見ていると、
『硬いものを噛むのを嫌がる』
『軟らかい物しか食べない』
『よく噛まないで丸飲みしてしまう』
このような、食べ方の問題には、大きく分けて2つの点があります。
①『噛めない子』
『噛めない子』とは、むし歯で噛めない場合や脳性麻痺などの障害、離乳食時の食事の進め方が原因でお口の機能が十分に発達していない子です。
②『噛まない子』
『噛まない子』とは、噛む力があるにも関わらず噛まないのです。
例えば、
お母さんが「よく噛んで食べなさい!」と言い、そのすぐ後には、「早く食べなさい!」などと言います。これでは、子どもは混乱します。
また、常に周囲に食べ物があり、お腹を空かせた経験がないのです。だから食べることに対する欲求に乏しいと考えられます。
要するに、『食べることが楽しくない』のです。これは、現代の食生活環境により現れた大きな問題です。
私が活動している海外歯科医療ボランティア活動地域の『バヌアツ共和国』の子供達は、『食べることに意欲的』です。それゆえ、しっかりとよく噛み、よく食べます。だからこそ、大切な口腔機能と理想的な歯並びを保っています。口呼吸のお口ポカンの子供や矯正治療が必要な子供はほとんどいません。
『食べる意欲は生きる意欲と正しい口腔機能の維持につながります』
『噛むことは生きること』『命の入り口』を大事に考えたいですね。
あきら歯科
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