2018年10月6日更新
審美歯科治療の分野の歯科材料の発展の中でも、一番大切なことは歯を綺麗に丁寧に削ること、綺麗に正確に型を採ることです。日々テクニックを磨くよう追求しています。
2018/11/17
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
審美歯科治療で大切な歯肉圧排 Gingival tissue retraction
今回は、患者様には解りにくいテクニック『歯肉圧排 Gingival tissue retraction』について考えます。
近年、歯科医療の分野において歯科材料や歯科機材の目覚しい発展を遂げています。しかし、材料や機材がより良くなっても歯を削るのは、我々歯科医師のテクニックに頼るところは未だ変わることはありません。
そのため、歯を綺麗に丁寧に削ること、綺麗に正確に型を採取することが大切です。丁寧な歯の形成と正確な印象採得(型を採取する)によって、発展した歯科材料や歯科機材が生かされるのです。
正確に細部にわたる部分まで、模型に再現できるように印象採得(型を採取する)することを大切に考えています。
印象採得時において、最も難しい場面は歯と歯ぐきの物性の異なる境界部分を正確に採取することです。
綺麗に削った歯の硬い部分と柔らかい歯ぐきが接している境界部分では、被せ物の縁が解りにくい型と模型ができてしまい、適合精度が落ちてしまい精度の低い補綴物(被せ物)ができてしまいます。その結果、作り手の歯科技工士さんの作業精度に大きく影響してしまいます。
そこで、以下のように
『歯肉圧排 Gingival tissue retraction』というテクニックを使います。
歯と歯ぐきの境界部分に、専用の圧排糸を挿入して境界をはっきり分けて、正確な印象を採取し易い環境を作ります。糸の挿入時には、少々痛みを伴いますので麻酔をしてから行います。
そうすることにより、精度の高い印象と模型ができて、作り手の歯科技工士に正確な情報が伝達できます。その結果、適合精度の高い被せ物が出来上がります。
詳しくは、以下のページをご参照ください。
あきら歯科
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