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2017年10月13日更新

真横に埋まっている親知らずは、痛くなくても抜くべきか?痛くなってから抜くべきか?

   

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

親知らずの抜歯の必要性や抜歯の時期

今回は口腔外科の分野から『親知らずの抜歯の必要性や抜歯の時期』について考えます。

下顎の親知らずは、真横に埋まっているケースが多くみられます。水平埋伏智歯と言われます。

抜歯の必要性としては、

日々のブラッシングによる口腔清掃が困難で、歯茎の隙間、歯周ポケットから汚れが入り込むことで、炎症症状や痛みを伴い歯茎が腫れたり、膿が出ることがあります。そのように衛生管理ができない状況だと、手前の大切な歯にも悪影響を及ぼします。手前の大切な歯を守るためにも炎症症状がある場合には、我慢せず抜歯を検討するべきと考えます。炎症を繰り返し我慢して乗り切ろうとすると気づかないうちに手前の大切な歯まで炎症が広がってしまうことがあります。

抜歯の時期としては、

上記の必要性からみると、放置せず炎症症状が大きく発現する前に、違和感を感じた時には抜歯すべきか一度相談されることをオススメします。

また、定期健診などでレントゲン検査によって親知らずが真横に埋まっているケースと確認された時、一番奥の奥歯の歯茎周囲を磨けているか心配な時は、抜くか抜かないかは別として、今後どうなっていくのか?どうすべきなのか?ご相談されることをオススメします。

そして、『親知らずの抜歯』は、口腔外科領域の手術です。そのため手術にはリスクを伴う場合があることを知っておきたいですね。

下顎の親知らずを抜歯する際に、注意しなければならないことは、親知らずの根に近いところに走行している『下歯槽神経』との位置関係の把握が大切です。その『下歯槽神経』が親知らずの根に近すぎていたり、接触していると、抜歯の衝撃(抜歯器具により損傷をきたすことはほぼありません。元々親知らずの歯根が神経に近いため、抜歯の際に歯根が揺れて神経に触れることがあります。)で神経が刺激され神経麻痺が出現することがあります。下歯槽神経は感覚神経なので、顔が歪んだりすることはないですが、歯肉や唇、アゴの皮膚の感覚が麻痺や知覚鈍麻を起こしてしまうことがあります。

以下のような2次元のパノラマレントゲン写真検査では、おおよその把握はできるものの神経が親知らずと接触しているのか?接触していないのか?などの3次元で立体的把握をすることができません。

そこで活躍するのは、3次元で立体的把握が可能な3DCT検査です。

抜歯手術前にCT撮影を行います。以下のように、あらゆる角度から3次元で立体的把握できます。

下歯槽神経と親知らずが接していて、抜歯することで神経の露出や麻痺が生じる危険性があることが想定されます。抜歯には十分な注意が必要なケースです。隣在歯(手前の歯)への影響や親知らずを『保存することのリスク』と『抜歯するリスク』をよく検討する必要があります。

2次元のパノラマレントゲン写真検査では、残念ながら詳細に把握することは困難と考えます。

親知らずの抜歯は、『手術』です。

『手術』の精度を上げるためには、『精度の高い地図(多くの情報)』が必要です。

私達術者にとっては、3DCTは『多くの情報を与えてくれる“地図”』であり、重要な診断ツールです。

詳しくは、以下をご参照ください。

【歯科用CT】:  https://www.akira-dental.com/ct

【親知らず】: https://www.akira-dental.com/wisdom


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