院内環境へのこだわり
清潔さにこだわります
自分が受けたい歯科医療は?家族に受けさせたい歯科医療は? そう聞かれたときに、必須条件として浮かんでくることの一つに、この「感染対策」が挙げられます。
確実な医療を提供するためには、技術はもちろんのこと、安全な環境も必須です。
当院では、世界で最も厳しいヨーロッパの基準である「クラスB」を満たした最新の滅菌設備を用いて徹底した感染対策を行っております。
ヨーロッパ最高基準「クラスB」滅菌器を導入しています。
ひとことで「滅菌器」といっても、実はその役割や性能はさまざま。それぞれに滅菌を行える器具の範囲が異なります。
医療先進国のヨーロッパでは、滅菌対策に関して特別な基準を設けており、滅菌器の性能を規格化しクラス分類しております。
当院では、その中でも最も厳しい規格基準である「クラスB」を満たした滅菌器を導入し、徹底した感染対策に努めております。
滅菌器のクラスの違いについて
滅菌器のクラスの違いは、その滅菌力の強さです。
ヨーロッパの歯科医院では、ほとんどの医院でクラスB基準の滅菌器が使われておりますが、日本でクラスB基準の滅菌器が導入されているのは、2017年時点で数%しかありません。
企画基準 | 特徴 |
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クラスB | あらゆる種類、形状の器具を滅菌できます。 これまでの滅菌器では行き届かなかった器具の内部や細部にいたるまで、完全に滅菌することが可能です。 滅菌パックに入れたまま滅菌し、そのまま保存しておくことも可能です。 |
クラスS | メーカーが指定した特定の器具についてのみ、滅菌することができます。 メーカーの指定通りに行えば、滅菌した器具を保管しておくことも可能です。 |
クラスN | 包装されていない器具についてのみ、滅菌できます。 器具を使用する直前に滅菌をすることが必要条件で、滅菌したものをいったん保管した後に使用することはできません。 |
当院では、使用する器具はクラスB滅菌器により滅菌し、滅菌後は器具が再度汚染されないように、すべて滅菌パックに入れて保存管理しています。
患者さまがユニットにお座りになってから開封しますので、完全無菌の状態で使用することが出来ます。
使用する器具は、患者ごとに完全滅菌
ハンドピースも患者ごとに交換滅菌
2014年5月18日付朝刊で読売新聞から「歯を削る機器7割使い回し」との記事が出ました。
「歯を削る機器」とは、ハンドピースと呼ばれるもので、歯を削るドリルを取り付けた柄の部分のこと。歯に直接触れるわけではありませんが、治療の際には口に入れる部分のため、唾液や血液が付着しやすい部分でもあります。ですので当然、患者さまごとに滅菌、交換されるべきものですが、調査結果によると約7割の歯科医院で滅菌交換がされていなかったとのことです。
使いまわしをしている理由としては「患者ごとに交換していたら採算が合わない」という歯科経営の厳しい現実も報道されていましたが、当医院では、たとえ採算が合わなくとも、必ず患者さまごとに滅菌、交換をしています。
患者さまには見えないわかりにくい部分であっても、決して手を抜かない。いつ誰に見られても恥ずかしくない誠実な医療を提供したいと考えております。
エプロンやコップはもちろん、診療用グローブも患者ごとに使い捨て
当院では、患者さまのお口に触れるものは、できる限り使い捨てのものを使用しております。
一般的には、エプロンやうがい用のコップなどは患者さまごとに使い捨てをしている医院がほとんどかと思いますが、診察用グローブに関してはまだまだ使いまわししている医院も多いようです。
たとえ手洗いや消毒を念入りに行っていても、他の患者さまのお口の中を触った手袋で治療をされたら、誰だって不快に感じますよね。その分、コストもかかりますし廃棄の量も多くなりますが、高い感染対策を維持するためには必要なことと考えております。
空気もキレイ
院内感染のリスクは、血液や唾液によるものばかりではありません。空気中に飛び散っているウイルスや有害物質からも感染してしまいます。多くの患者さまが集まる歯科医院では、その分、空気感染のリスクも大きくなってしまうのです。
当院では、そのような空気感染から患者さまをお守りするため、高性能空気清浄機をはじめとする医療用設備を導入し、空気の清浄化に努めております。
空気清浄機(エアロシステム35M)
歯科医院は、多くの人が集まる場所。様々なウイルスや浮遊細菌、カビ菌も集まりやすくなってしまいます。
当院では、このような浮遊細菌やウイルスを徹底的に除去し、クリーンな院内環境を維持するために、医療用の大型空気清浄装置(エアロシステム35M)を2基導入しております。
このエアロシステム35Mは、空気中を漂う0.01ミクロンの微浮遊塵もしっかりと吸引し、ウィルス、細菌、花粉などの含め98%以上の細菌、粉塵を効率よく除去してくれます。
大学病院でも導入されている信頼性の高いシステムであり、大阪大学歯学部付属病院での実験によっても院内感染の予防に役立つ事が証明されています。
口腔外バキューム(フリーアーム・アルテオ)
歯科医院や医療施設における院内感染の問題は、大きな社会問題として 医師、スタッフ、患者さんから大きな関心を集めている昨今、歯科医療施設においても歯科治療の性格上、歯牙切削時に口腔外に飛散する 血液・唾液・切削粉塵などのエアロゾルにより医師・スタッフ・患者さんが 汚染される可能性は高いと言われています。
東京技研(株)が開発した「フリーアーム・アルテオ」は歯牙切削時に患者さんの口元で切削粉塵を瞬時に捕集します。
医師・スタッフへのエアロゾルによる汚染を防止し、患者さんの 院内感染防止になります。
手術用オペ室も完備
当院では通常の診療スペースとは別に、手術用のオペ室も完備しております。
手術を完全に行うための最新設備はもちろんのこと、上記の空気清浄機(エアロシステム35M)もオペ室専用として1台導入し、高い安全性とクリーンな環境を保っております。
カフェのようなくつろげる院内空間
患者さまに安心してくつろいで頂くためには、院内の感染対策はもちろん、居心地の良い雰囲気づくりもとても大切だと考えています。
歯科医院にいると、ただでさえ緊張とストレスでいっぱいになり、気持ちも重くなってしまいがちですよね。当院では、そんな患者さまのストレスや重い気持ちを少しでも解消できればと思い、院内空間にもさまざまな工夫をしています。
緊張させない雰囲気作り
たとえば、待合室はカフェのような開放感を重視しました。側面の大きなガラスは、季節のいいときは開け放すことができ、病院と街の境をなくしたいという思いがあります。
カウンセリングルームは、プライバシーを守るという意味でブラインドが下がるようにしてあり、声が外に漏れない作りになっています。ですが、診察室はあえて音が入りやすいように部屋の仕切りの天井部分を開けています。こうすることで、緊張感を和らげることができるです。
キッズルームも完備
また、当院ではキッズルームを設けております。
小さなお子様連れの方の場合、子供を預けられる人がいなかったりと、なかなか歯科医院に通えなかったりしますよね。
当院では、治療中、お子様にキッズルームで遊んでいただくことができるのはもちろん、診察室からガラス越しにキッズルームが見えるようにしていますので、お子様の様子を確認しながら安心して治療を受けて頂けます。
また、お子様ご本人が治療するときにも、親御さんや一緒に来たご兄弟が見えることで、落ち着いて、安心して治療を受けて頂くことが出来ます。