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2022年3月12日更新

患者様の声 : 親知らず・歯の移植・自家歯牙移植編 Tooth Autotransplantation 40代 男性 (自家歯牙移植とインプラント治療の併用によりインプラント本数を少なくして、入れ歯治療を回避し咬合機能を回復したケース)

   

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

自家歯牙移植術 Tooth Autotransplantation 40代 男性 患者さまの声

左右下第二大臼歯部分に歯牙移植希望にて当医院初診。
長期間の虫歯の放置により左右奥歯の歯根破折、咬合機能不全を呈し、左右第二大臼歯の保存不可の状態でした。また、左下第一大臼歯の欠損を認め左下第一大臼歯部への咬合機能回復に関しても精査・検討が必要でした。当医院での自家歯牙移植術が適応かご相談も含め受診されました。歯根破折と汚染度が著しく保存不可能と判断し、抜歯の必要性があることをご説明し、レントゲン検査、CT検査などの結果、ご相談の上、保存不可の歯(左右第二大臼歯部)を抜歯後に左右に存在する親知らず(左右下8)の抜歯し、親知らずの歯を活かして、自家歯牙移植術を行なうことと合わせて左下第一大臼歯部にはインプラント治療を行うこととした患者様です。

患者さまアンケート

Q1.治療前のお口の状態で気になっていた事はどのようなことでしたか?

A1. 下側の親知らずが横に生えていました。長い間、放置していた結果、横の歯の虫歯が進み、奥歯が噛めない状態でした。

Q2.治療完了後の状態は、治療前と比べていかがでしょうか?

A2. 横に生えていた親知らずを自家歯牙移植をする治療を希望しました。現在は奥歯もしっかりと噛めて、大変満足しています。

Q3. 自家歯牙移植手術は、術前に想像されていたお痛みや腫れと比べて受けられた後の感覚としては、痛みや腫れはいかがでしょうか?

A3. 手術中は麻酔が効いているので、痛みは少ないです。麻酔の効果が薄れてきたタイミングに痛み止め薬が効くタイミングが間に合わないと強く痛みます。

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以下のように治療計画を立案します。

左下自家歯牙移植術:以下動画は左下の自家歯牙移植術の手術の様子です。

右下自家歯牙移植術:

左下第一大臼歯部分【#36】にインプラント治療を計画シュミレーション:

インプラント部分【#36】と移植部分【#37】に最終補綴物を装着します。

治療前:

治療完了し、入れ歯を回避して咬合機能を回復することができました。

院長コメント

左下の親知らず(8番目)を左下7番目,右下の親知らず(8番目)を右下7番目,のところに歯牙移植手術をして、左下6番目にインプラント治療を行い、修復処置・咬合機能回復いたしました。
自家歯牙移植術やインプラント治療が可能か検討し、資料採取し患者様とよく相談の上、自家歯牙移植術を行うことと致しました。

保存不可能な部位を抜歯して、インプラント治療などで対応することよりも、可能性が少しでもあるのなら『自家歯牙移植術』の選択を考えて奥歯の2箇所は『自家歯牙移植術』お勧めし、残りの左下6番目の欠損部にはインプラント治療をお勧め致しました。但し、歯周病の進行で全体的に骨吸収が著しく、親知らずの状態も必ずしも良い状態ではありませんでした。
機能していない親知らずの歯を抜歯して、移植することで中の神経は壊死してしまうので根管治療(根の治療)と補綴処置(被せ物)は必要となりますが、ご自身の歯根を維持して機能回復することができる『自家歯牙移植手術』と本数を減らして『インプラント治療』を1本行い、修復処置が無事に終了して、十分な機能回復ができて嬉しく思います。

自家歯牙移植術に対して十分にご理解頂き、円滑に治療を終えることができました。今後は、口腔内の環境を整えてできるだけ長く良い状態を維持できるように予防に努めて頂きたいと思います。そして、今回の『自家歯牙移植術』を通して、『歯の大切さ』を感じて頂けたかと思います。また、『インプラント治療』においても審美的・機能的な改善効果をご理解頂けたかと思います。

『自家歯牙移植術』を受けられた患者様の多くは、このような抜歯をせざるを得ない経験をされることと大切な歯が元に近いような状態に戻ることで、歯への関心と大切さへの理解が深まり予防意識が高まります。そのような良好な結果を実現できると患者様も感涙される方もいらっしゃったり、感動の場面を共有できることが歯科医師として嬉しく、やりがいを感じる場面であります。当医院では、インプラント治療も行っています。インプラントは人工物でありますが、機能回復をするには良い治療法と考えています。しかし、自分の歯の移植が可能であれば『自家歯牙移植術』を選択肢に入れることは良いことと考えております。

歯に対する関心も向上し、歯の大切さを感じて頂き、歯科医院での定期的なメインテナンスの重要性をご理解頂けたことに嬉しく思います。
患者さまご自身も元の歯の感覚のように戻ったことで、違和感なく過ごして頂いているようです。その他の治療を含め、しっかりとメインテナンスを継続していただければと思います。

詳しくはこちらをご参照下さい。

自家歯牙移植術(歯の移植)とは?

https://www.akira-dental.com/ishoku


あきら歯科

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https://www.akira-dental.com


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