2017年12月30日更新
インフルエンザの流行するこの時期『あいうべ体操』『鼻呼吸』で免疫機能を高めましょう!
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、お口の機能・予防の分野から『口呼吸』を考えます。
『口呼吸』がもたらす最大の弊害は、咽頭リンパ組織の乱れや鼻粘膜などの萎縮、口腔内雑菌の繁殖によって引き起こされる免疫異常です。
『口呼吸』によって口腔内に雑菌が繁殖しやすくなると、当然、口臭も強くなります。それと同時に、免疫系の働きも大きく阻害されるので、炎症も悪化していくと考えられます。
『口呼吸』によって、お口周りの筋肉が緩みます。舌を支える舌骨の位置が下がり、お口を閉じることが困難になります。食事もよく噛んで食べることができず、流し込むように飲み込むことか主体となる柔らかい食べ物中心の食事となり、お口本来の機能を十分に使えなくなってアゴの機能が不十分で歯並びに問題が生じます。
口呼吸の改善は、あらゆる病気の原因治療につながります。『あいうべ体操』で『鼻呼吸』を維持してお口周りの機能を充実し、免疫機能を高めて行きましょう。
小学校で実施したら、インフルエンザが激減したというケースも報告されています。
日頃から、手洗い・うがいと合わせて『あいうべ体操』を加えてみられることをオススメします。
『お口は命の入り口、心の出口』
みらいクリニック 院長 今井 一彰 先生 発案の『あいうべ体操』をご紹介致します。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける
この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。
また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
とくに顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。この「いー」「うー」体操は、関節に負担がかからないため、何回行ってもけっこうです。
「ベー」がうまくできない人は、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。
詳しく知りたい方は、こちらをご参考にされて下さい。
著者:今井 一彰(みらいクリニック院長)
発行:ビタミン文庫 マキノ出版
価格:本体950円+税
あきら歯科
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