2017年10月11日更新
インプラント治療や口腔外科手術の分野で有効なテクニックCGF(Concentrated Growth Factor)完全自己血由来フィブリンゲルの再生医療を導入しています。
東京都 調布市 京王線 柴崎駅 南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、『CGF(Concentrated Growth Factor)完全自己血由来フィブリンゲル』の効果を考えます。
当医院は、再生医療分野における細胞培養加工施設としての申請登録済医療機関として届出認可され3年が経過しました。
インプラント治療は“第3の歯”と言われるほど、今や一般的な治療となってきている傾向にありますが、治療後の不快感や疼痛・腫脹を理由に治療を断念される方もいらっしゃいます。そういった問題を解決し、安全な治療と早期の治癒を可能にするのがCGF(Concentrated Growth Factor)です。
インプラント治療などの口腔外科分野において、手術前に患者様から採取した血液を遠心分離機にかけCGFを作ります。これにより口腔外科手術における安全な治療と早期の組織治癒を可能にする技術です。
採取した20〜30CCの血液を、ある一定の速度で遠心分離することにより、血小板とフィブリンを多く含んだゲル状の自己血液由来成分が形成されます。
このCGFゲルは、自己血液由来成分のゲル素材として再生医療分野での応用が期待されています。
血液中の凝固因子を刺激することで自然にフィブリンが形成されることで、血液凝固剤等の他材料を混合する必要がなくご自身の血液のみで作りことができます。そして、サイトカインを多く含み、長時間ゲル状態を維持することができることで、手術部位の安定に大きく役立ちます。
※フィブリン:血液凝固に関わるタンパク質です。止血の主な役割を担っています。
※サイトカイン:細胞が産生、放出する生体の調節に関与する細胞間で相互に作用する分泌タンパク質。免疫、炎症に関与し、創傷治癒に作用します。
患者様ご自身から採取する血液ですので、安心して使用できる技術です。
2015年11月25日以降、再生医療等を提供しようとする医療機関は、『再生医療等提供計画』を作成し、あらかじめ『認定再生医療等委員会』に意見を聞いた上で、『再生医療等提供計画』を地方厚生局に提出する必要となりました。 再生医療等安全性確保法第35条第1項又は第40条第1項の規程により 2015年11月、当医院は細胞培養加工施設としての申請登録済医療機関として認可済であり、定期的に関係機関に臨床結果報告を行っております。
詳しくは、こちらをご参照下さい。
インプラント治療・CGF(Concentrated Growth Factor)再生医療
あきら歯科
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