2015年6月18日更新
『開口 Open bite』とは?
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、噛み合わせの分野から、『開口 Open bite』を考えます。
『開口 Open bite』とは、垂直的に噛み合わせの異常をきたし、上下の歯が一部噛み合わない状態にある不正咬合です。
そして、『開口』には、歯に限局した『歯槽性開口』と上下顎骨及び顔面骨格に及ぶ『骨格性開口』に分類されます。
『開口』における主な特徴は、
- 面長な顔
- 下顎下縁平面が急傾斜
- 口蓋、口腔底が深い
- 低位舌に伴って上顎歯列の幅が狭い
- 口唇が閉じにくく、閉鎖するとオトガイ部に梅干し様のシワができる
- 笑うと上顎前歯の歯肉露出が著しい
- 口呼吸が認められる
- 発音時、嚥下時に舌突出癖が認められる
- 構音障害が認められる
『開口を引き起こす要因』として考えられるのは、
- 顔面骨格の形態上の問題(遺伝的因子)
- 口腔周囲筋の機能不調和
- 口呼吸などの呼吸様式の異常
- 指しゃぶりや舌突出癖などの悪習癖
- 低位舌
- その他
『開口』が長期間持続することで、形態が固定化され、上記のような悪習癖などの行動パターンが定着するために、『開口』を改善することは困難になるため、幼少期からの悪習癖除去などのアプローチが望ましいと考えます。
あきら歯科
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